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2020/04/12

【資料】過去の日本の大災害シリーズ



大地震や火山噴火といった自然災害が、ある時代に集中して起こることがある。
それを私は『大災害シリーズ』と呼んでいるが、過去にあった大災害シリーズを、このページで資料としてまとめる。




■現代が『大災害シリーズ』中である可能性

徒に不安感を煽るつもりはないが、令和の現代も一つの「大災害シリーズ」に入っていると思われる要素がある。
それは、もちろん2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(M9.0)が大きな根拠となっている。

それ以外にも、兵庫県南部地震(1995)、熊本地震(2016)、大阪府北部地震(2018)、北海道胆振東部地震(2018)といった大きな被害地震がこの25年ほどの間に立て続けに起きている。

そうなると、首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火なども、過去の大災害シリーズで起きていたことがあるため、注意する必要があるのではないか。


■凡例

【南海】:南海トラフ巨大地震
【南関東】:南関東直下地震
【三陸沖】:三陸沖地震
【日向灘】:日向灘地震
【近畿】:近畿地方の地震
【富士山】:富士山噴火

■延暦期

762年06月05日:美濃・飛騨・信濃、M7以上、糸魚川静岡構造線活断層系のM7.7~8.2と同じ可能性。
【富士山】781年:富士山噴火
【南海】797年08月14日:南海トラフ地震があった可能性
【富士山】800年06月~802年:(旧暦)3月14日から4月18日にかけて富士山延暦大噴火
【富士山】802年01月08日:富士山噴火。火山爆発指数:VEI3

■貞観期

863年7月6日:越中・越後地震、圧死者多数、記録は疑わしいとする見解もある。
【富士山】864年07月02日:貞観6年5月25日:富士山噴火(貞観大噴火)
867年11月16日:陸奥国大地震。
868年07月30日:播磨国地震、M7台。
【三陸沖】869年07月09日:貞観地震、M8.3~8.6、三陸沖、津波で犠牲者約1,000人。
874年03月25日:開聞岳噴火、病気で犠牲者多数。
【南関東】878年10月28日:相模・武蔵地震 - M7.4、犠牲者多数。
【南海】887年8月22日:仁和地震(全域説) - M8.0〜8.5。
888年06月20日:八ヶ岳噴火、山体崩壊、斉射多数。

■永保期

946年?(969±20年?):白頭山、北海道から東北地方にかけて多量の降灰。
【富士山】1083年:富士山噴火
【南海】1096年12月11日:永長地震(南海トラフ全域)、M8~8.5、犠牲者1万人以上。
【南海】1099年02月16日:康和地震(南海地震?)、M6.4~8.5。
【浅間山】1108年:天仁大規模噴火。火山爆発指数:VEI5。

■延文期

1331年08月07日:紀伊、M7.0以上。
1331年08月11日:元弘地震 (東海地震?)、M7。
【南海】1360年11月13・14日:紀伊・摂津地震(東南海地震?)、M7.5~8.0、犠牲者多数。
【南海】1361年07月26日:正平・康安地震(南海トラフ説)、M8.2~8.5、犠牲者多数。

■永正期

【南関東】1495年09月03日:相模トラフで大地震・津波(南関東)
【日向灘】1498年06月30日:日向地震、M7~7.5、犠牲者多数。
【南海】1498年09月11日:明応地震(東海道沖の巨大地震)、M8.2~8.4、犠牲者3万~4万人以上
【近畿】1510年09月11日:摂津・河内地震、M6.5~7.0、犠牲者多数。
【富士山】1511年:富士山噴火
【近畿】1520年03月25日:永正地震、M7.0~M7.7。紀伊・京都。

■慶長期

【浅間山】1582年02月11日:噴火で京都からでも観測できた。
1585年07月31日:大阪・京都・伊勢・三河で大震。
1586年01月18日:天正地震(東海東山道地震、飛騨・美濃・近江地震)、M7.8~8.1、犠牲者多数。
1590年03月21日:安房で地震、2mの隆起。
1596年09月01日:慶長伊予地震、M7.0。
1596年09月04日:慶長豊後地震(大分地震)、M7.0~7.8、犠牲者710人。
【近畿】1596年09月05日:慶長伏見地震、M7.5、犠牲者1,000人以上。
【南海】1605年02月03日:慶長地震(南海トラフ津波地震説他)、M7.9~8、犠牲者1万~2万人。
【三陸沖】1611年12月2日:慶長三陸地震(M8.1)、死者2千~5千人
【南関東】1615年6月26日:相模・江戸(M6.2~M6.7)、小田原、江戸で被害。

 ■宝永期

【南関東】1703年12月31日:元禄地震、M8.1~8.2、犠牲者4,900〜2万人以上。
【エ】1707~1709年
【南海】1707年10月28日:宝永地震(南海トラフ全域)、M8.4~8.6
【富士山】1707年12月16日:富士山宝永大噴火、VEI5。
1708年2月13日:紀伊半島沖で地震 、M7クラス、津波あり

■安政期

【十勝沖】1843年4月25日:天保十勝沖地震、M7.5~8.0、死者46人、津波
1854年02月26日:阿蘇山噴火。
【南海】1854年12月23日:安政東海地震(M8.4)、死者2千~3千人。
【南海】1854年12月24日:安政南海地震(M8.4)、死者千~3千人。
【三陸沖】1855年09月13日:陸前(M7.2~M7.5)。
1855年11月07日:遠州灘(M7.0~7.5)、津波有り。
【南関東】1855年11月11日:安政江戸地震(M7.0~M7.1)、死者4,700~1万1,000人。
【三陸沖】1856年08月23日:安政八戸沖地震(M7.5~8.0)、津波、死者29人。
1856年09月25日:北海道駒ケ岳噴火、犠牲者29人。

■昭和期

1941年11月19日:日向灘、M7.2、津波1m、犠牲者2人。
1942年11月16日:北海道駒ケ岳噴火、VEI3。
1943年09月10日:鳥取地震、M7.2、震度7相当、犠牲者1,083人。
1944年07月11日:昭和新山噴火。
【南海】1944年12月07日:昭和東南海地震、M7.9、最大震度6、震度7相当、犠牲者・行方不明者1,223人。
1945年01月13日:三河地震、M6.8、最大震度7相当と推定、犠牲者・行方不明者2,306人、津波。
1946年01月30日~5月末:桜島、昭和大噴火。
【南海】1946年12月21日:昭和南海地震、M8.0、犠牲者・行方不明者1,443人。
【浅間山】1947年08月14日:噴石により11名の犠牲者。火山爆発指数:VEI1。
【十勝沖】1952年03月04日 十勝沖地震 - M8.2 、犠牲者・行方不明者33人、津波。

 ■現代

【近畿】1995年01月17日:兵庫県南部地震、M7.3、
【十勝沖】2003年09月26:十勝沖地震 - M8.0 、最大震度6弱、犠牲者・不明者2人。
【浅間山】2004年09月1日:噴火。
【三陸沖】2011年3月11日:東北地方太平洋沖地震(M9.0~9.1)、死者・行方不明者2万2千人
【近畿】2018年6月18日:大阪府北部地震(M6.1)、死者6人
2018年9月6日:北海道胆振東部地震(M6.7)、死者42人
【南関東】20xx年:令和首都直下地震?
【南海】20xx年:令和南海トラフ地震?
【富士山】20xx年:富士山令和大噴火?